・ 五月後半の割の暖かさはなんだったのだろうかと、外は寒き感じる六月半。

 もう今時期として室内や庭では大体は短パンで過ごしているが、それはまた別の話である。

 もう少し言うと、上は夏でも長袖である。

  なにとはなく障子を開けると庭を通る野良之猫太郎。

 暇にかまけてどれどれなどと玄関から出、鉢合わせを狙ったが、

 感づいて早足になったとみて、猫太郎は何処へとかわりに散歩の見知らぬご老人。

 小生の姿に..立ち止まり、

 「足寒くないの? ...今日なんて股引き履いたもんな..若いだなぁ..」

 (いや若くない。つい先にて四十五であるし、寒い時は寒い。)

 

 

・ 今年はどうしようか...と梅干し作り。

 一昨々年のもの、それから一昨年は無しで、昨年のものと梅干しを食々考える。

 “考える”などとそんな大層なことでもないのだが、

 結局のところ、その一画におおよその目星がついている事もあり、

 “いつもの買い物”だったが、気付けばなんとも目より先に漂うであろう

 梅の香をクンクンと探り始め、表情筋が綻んでいた。

  遂には「にぃ(いい)匂いだねぇ、にぃ(いい)匂いだねぇ」と

 独り言という悪式誘惑の自己暗示。

  それからはもう沙汰などなし、物色の末にて買い物カゴの中にコトっと添えた。

 四キロ買い、その内の一キロはシロップにと炭酸水でもって割って飲みませう...などと。

 (まず青いうちにと一度冷凍したのち、そのまま古式原糖とキビ糖の混合でもってシロップを作る)


・二月の断続的な降雪による積雪も殆ど溶けたところに、

 大荒れと大型低気圧の通過でこちらも大いに積もった。

 その湿った雪はとても重いが、雪かきはスポーツだとかその重さ故に筋トレだの思えば、

 苦にも成らずとかえって心持ち高揚にて。


坐禅用の座布を拵える。

 躊躇う出来合い物の高価なことといったら、色々に検討し中身はそば殻と...それだけ買い求めた。

 側面に持ち手がついているものもあり、アクセントとして良いかもしれぬと、

 以前に織った、ベルト織りを使用。

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 そば殻はそのまま買うより、

 何故か「そば殻の枕」を買ったほうが随分に経済的だった。

  もちろんそば殻は取り出す。

 座布の布はズリ落ちないように少し粗めの麻混合の布を使用。

 座りは結局お尻だけで結跏趺坐に拵えた足は

 そのまま床に落とす格好。

 人間工学的にはそのまま座布無しだと

 だんだんと立てた骨盤は倒れ、

 其の儘に猫背となりがちな姿勢も、

 座布を使うことによって、

 骨盤の安定と胸を開く姿勢からの腰の入りが

 無理なく割と楽に保持できる。

 骨盤の安定に関しては反発を伴う綿などより、

 そば殻のように座布から離れてもなお

 そのまま臀部の形状が残るくらいの硬さのものが良かろうと。

 ただ、なんというか...牡丹餅のように重い。

 


 

 


・クリスマスだ大晦日だ正月だ..と、憮然にもすでに二月だ。

 早々に低血糖症と思われる症状から崩れた体調も回復を見せたが、

 どうやら全快と行かずして、そのあと再び二日ばかり不調が続いた。

 お陰様にて一月末からそればかりに気を取られ、メリハリのないまま二月に入ってしまった。

 それなりの糖質制限とそれから巨闕と中脘あたりのモタつきによる不快な重さと軽い吐き気に

 併用で胃酸を抑制が主の胃薬を服用。

 イイ気に病人面をし少量の粥食を続け、今はもうすっかり良い...と、珈琲を欲するところをみると恐らくに...多分。

 

・二月に入り、断続的ではあるがさっそくに雪降る。

 積雪もそれなりで雨降りではないが良い霖だと、呑気である。

 「もう雪はいらいない」とは思わぬが、

 やがて訪れるであろう雪解けの春を思うと、それはそれでお楽しみにと些かではあるが遠足前日にも似た快活な心持ちには成る。


・“幼い子を持つおかあさん”でもなければ“おとうさん”でもなし、“子どもにかかわる人”でもないが、

 時折にて買い求む『母の友』。

 この度は二月号をと..目的はそれではなかったが、塩山奈央女史の「みそを作ろう」とあり、今頃が仕込みの時期に最適だと早速にて拵える。

 もちろんそれぞれの配分量は記載されている通りに従ったが、折角だと思い...普段に発芽玄米を食べている事から、

 その流れで麹は発芽玄米麹にし塩は藻塩を使った。

 塩分をあまり摂りたくないので...正直、たとえば味噌汁なぞ普段作って食べることは滅多にないことだけど、ま それでも拵えてみたところである。

 出来上がるの夏を越し、十月頃だという。

  母の友 2018年2月号 特集「みんな知りたい おやつのギ・モ・ン」


大寒にて、それから少しだけ...サラっと雪が降った切りだ。

 初雪の観測が早く割に多く降ったが、それからまとまったものなど降らず、

 今季は降雪が少ないと...拍子抜けに相当。

 ..とはいってもこれから二月入る。

 そうなると大いなる期待とココロオドル

 塩麹でもって即席で拵えたべったら漬けを囓り、玄米粥をすする午下り。


・割に歩行可能な極軽めの貧血だとか立ち眩みだとか..そんな状態が二日三日つづいた。

 少し中脘のあたりが重く、陰々滅々に気持ちが悪かった。

 時々に急激な空腹感と、それから手の震えと立ち眩みと冷ヤ汗は低血糖(症)である。

 この三日間の内、初めてかと...一番ひどかったのが、寝ながらにしてのその症状。

 「このままじゃマズい」と思い起き上がり・・・、それから殆どに記憶がないが、

 寝床に戻り、笑い草にも気付けば寝ながら飴を舐めていた。

 おそらくの原因は..と、止むを得ず..と言い訳がましいが、ウン十年振りかコンビニの弁当を食べた所為だ。

 不慣れなものを体内に入れ、もともと持つ低血糖症も手伝い血糖のコントロールが乱れたのだろう。

 食事をしなければ血糖値は上がらないし、摂ったら摂ったでまた具合が悪くなった。

 はて、どうしようかと...飴の格好をしたブドウ糖が売られていることを思い出し、早速にて買い求む。

 それから難消化デキストリンの入ったお茶と、頃合いを観ながらこれらを摂取。

 

・整合が上手くとれたとみて、体調のほどはすっかり良くなった。

 むしろ以前より身体は軽いと感ずる。

 程なくしてヨガも再開、座禅(瞑想/mindfulness)も再開。

 座禅にいたっては、意識に深く入り込めた気がする。

 最終的に体全体が鼻そのものになった..という集中できたのだろう...今までにないそんな感覚を覚える始末。(笑)

 いずれにせよ相当にしばらくはこの糖質制限ないしコントロールは続ける。

 

 

年明けにて


・黒豆だけは炊いた。

 案のうちと...三日ともたぬは正月気分 余す黒豆 アテの珈琲 といったところである。


・手あぶり火鉢でもって玄米餅を焼き食べた。

 きな粉なんかまぶしていたが、そのうちにお汁粉というか善哉というか....

 金時豆を多少に煮崩れさせ甘煮にし、それっぽいものを食べた。

 白花豆、紫花豆、金時豆、赤エンドウ、青エンドウ、小豆、大豆と常備しているが、

 小豆が大さじ1程度しかなくお話にならなく、金時豆を選んだ。

 餡子なら青えんどうでも良いと、今思った。

 

・去年十二月の始めのあたり...

 いつもの年より多めに積もるよう降った雪などは、

 その後の時折の降雨と其れなりの気温の暖かさでもって今はその殆どに無くなった。

 そうして気象予報は雪印とても、本日今日も雨が降る。

 房にて心地佳き薄暗さ。

 然りとて、感けていつまで続けと望むも一方でやはりそのうちに青空が欲しくなる..という、

 相変わらずに御勝手な性分なわけだ。


アキ・カウリスマキの新作『希望のかなた』。

 未だ『ル・アーヴルの靴みがき Le Havre 』2011年)も観ていないが。

大晦日

・さては大晦日である。

 今年こそは今年こそは来年こそは来年こそは...と相変わらずの何故に車輪は埋まったままである。

 時折に後退の反動でググッと浮き上がるも萎えに似た感覚で集中が切れる。

 それでも例年を思えば割に今年は幾らかは気分的に良い方向に向いたのでないかと思う。

 それでまた「来年こそは...」などと活動力のようなものがしようもなく湧く。


・身魂の清凉たる沈降。

 聡明と暗愚の間には身魂を心地よく沈めることができる穴ぼこみたいなものがある。

 其の穴ぼこは入るための伝は謂わゆる“波長の合致”で音楽を聞いたり文章を読んだり

 ...そんなことで沈込が可。

 事情で上がってくる場合は梯子のよう...

 聡明と暗愚のどちらからでも健やかに上がれる術のようなものが..。

 ....安楽卒倒の極み。


・安楽の卒倒と清凉たる沈降。...そんな音楽はJulien Baker。

 もちろん個人的感覚ではある、当たりである。

 こんな若く小柄な女の子に精神を救済されると思わなかったが、

 その沈降の心地よさ故に、もうずうっと聴いていた。

 風景は広大で遠く、そして近くて深い。

 すっかりやり慣れてしまったパズルのよう

 ...直感でピタッと身魂が心地よく納まるような、そんな感覚。

 カニグズバーグの文学が似合うかもしれぬなどと思い乍、

 そんなところへ「いい加減に・・」と、12inchアナログ版を買った。

 Fenderのスタンダードテレキャス

 レイクプラシッドブルー色も“かわかっこいい(可愛くて格好良い)”ちょっと欲しいなと思う

Julien Baker: NPR Music Tiny Desk Concert

D


・4月以来まるで更新もしていなかったが「下書き」に残されていた記事あった。

日記のよう毎日でも記するべきなんだろうけど、そこまで出来事もなければ創造性もない。

せめて週一でもとは思うが。

2017-11-02 09:28:49


・猫がサッと逃げる様、目で追う活字がそんなものだからまるで本が読めない。

 逃げる故、当然に頭の中には入ってこない。

 そのうちチカチカと活字は散らばり出し、そうなるともうお手上げである。

 それでまた少し日時を空けて読み出す..といったふうに、ほとんど呆れてしまうわ。


・そんな散漫な神経も秋になれば落ち着くだろうと思って

 時々自分を頭上から眺めているのだけれども、

 何に惑わされているのか...さわさわとし落ち着きがない様、参っている。

 そんなところに殆に疲れ乍らも、暇に託け逃避するがごとく寝ている。

 もう手早くに雪の季節に向けて庭の片付けも10月の頭の方に済ませているし、

 特に何があるわけでもない、言うまでもなく年末に向かってまっしぐらなわけで。 


・しかしながらこうして作文の真似ごとでも、

 いくらかはできているのだから少しは陽画的であろう。

 それだからと眠りの先に絶対的な逃げ場があるわけでもなく、

 それでは...と、妄想で頭の中に客の来ないカフェでも拵えてみる。

 客が来ないのは人付き合いが面倒だからなのだが、そのうちツゥっと誰か来るやもしれぬ。

  海が近い...頭隠して尻隠さず...と旧白亜の郵便局の隣、少し奥まったところ。

 薄暗くシトシトといつも雨が降っている。シトシトだ。

 そんな気象予報に傘マークがついた時だけ開くであろう、

 そのカフェの名は「it's gonna rain」。

 名前をつけると危ないくらいにその心持ちはグッと引き込まれる。

 海が割に近いので“灯台兼カフェ”と思ったがあまりにも出来過ぎかなと思うが、

 それがとても理想的。

 

・精神軟弱の身。迂闊に妄想の果てに居場所を求め造り出すと還ってこられなくる。

 


清明の頃...発報される気温もいよいよもって氷点下のそれは見当たらないようである。

 それでもプラスの一桁台と吹く風冷たく、朝晩は外などは未だ冷えをみる。

 庭の日陰に未だ鎮座する、半ば氷と化した雪の塊をツルハシでもって少しずつ崩しながら、日向へと放る。

 地面に近い層はまるっきりの氷状だが、若干の暖かさで...既に地面との癒着が解け、

 ちょこんとツルハシで突くと“ぱかっ”と瘡蓋のように剥がれるのが何とも良き心持ち。

 目に障る花壇のブロックも崩し、未だ凍土となっているところもなるべく空気に晒すよう些かの無理もした。

 それからスコップで突っ突いたりツルハシを振り下ろしたり...と、思いの外に早々とすっかり平らにしてしまい清々としている。

 黙っていればその内に溶けて無くなるものだが、立夏未だかと急かすよう気ぜわしいく暇が手伝う。


○さてとて、今年は何を植え育てようかと心持ち小踊り。

 昨年はドライフラワーにしようと紅花を育てたが大体のものが日当たりの悪さか、花を見ぬままその殆どが消えてしまった。

 いくつかは移動を可能に...と、プランターに移植したものの、その後の台風みたいなものとそれに含む塩気でヤラれたものもあったが、

 そのいくつは辛うじてその花を見させてくれた。

 僅か八本のそれは台所のむき出しの梁に今日も変わらずぶら下がっている。

 山形より取り寄せたその種は大量にあり、それは今年も植える事とし百本の束を夢見る。


・何が良いか...と、やはり食べられるものが良いと浮かぶわけだが、

 そうこうと昨年ちらりと思ったブルーベリーを鉢でもって育てようなどと。

 ┃

 四月十二日。

 早速に概算をと下調べに小売店の園芸コーナーに出向く。

 袋入りの土など店の外で売られ、パンジーなんかの花類も既にいくつか売られていた。

 肝心のブルーベリーの苗木は未だのようだが、ラズベリーの苗木が売ってあり、ラズベリーも良いなと加算する。

 “ベリー”と似たような名だが、科目はまるっきりに違う。

 たしかラズベリーはバラ科だよな..土はバラ用の土で良いのか(?)と独言....。

 花冷えに阿呆面と鼻水を袖で拭い拭い、また出直すかとそそくさに帰宅す。


・懶の性分も働くと酸度計なるものが欲しくなるものである。

 数値化させ瞭然させることで無学からの錯誤に惑わされる事をなく円滑と多少に済む。


ヴィーガンよね..と思われがちだが、其れは違う。

 漢方的効能だのたんぱく質だの狙って月に三回程度の週末に、

 ラム肉だ鶏胸肉だ牛の赤みだと食べているのだから。

 あとはそれ以外で動物性のものをすっかり省いて過ごしているというだけの話だ。

 満腹に達したとしても淀んだような不快感を感じさせないのが何よりで、

 飽きる理由も見当たらず、何だかんだと五年目かと振り返ってみる。

 最近はシリコンスチーマーを使っている。

 内容はキャベツ,もやし,ほうれん草だのきのこ類だのが主。

 電子レンジ600wで四,五分と即席である。

 俗では“シリコンスチーマーさまさまで”という表現をするであろう、これが頗るお気に入りである。

 お友達がまるで無い僕でも、その便利さにこの一ヶ月で四人に勧めたほどだ。

 野菜の栄養をなるべく逃さず確率的に高く摂取すべく熱調理は、多分に“蒸す”のが一番良い。(と思っている)

 一部の野菜に含まれる脂溶性ビタミンは油分と絡める事によって吸収が高められる。

 何処ぞのキッチンみたいに多量にもっこりかける必要はないが、そんな時は後でも先でもオリーブオイル回しかける。

 味付けそこらの野菜ドレッシングでも良いが、ここ数日は柚子胡椒×オリーブオイルがクセになっている。

 

○一月から通った歯科も漸く終わった。


○『SHERLOCK』シーズン4。未だか未だかと...七月の放送との事で愈々と楽しみ。 

 しかし乍、放送日を知ってからというもの..まったく勝手なもので待ち焦がれていたある種の緊張感は、

 束ねたロープの繊維がブチブチと擦り切れていくよう....それに耐えかねられなく、

 七月とは...すっかり気が遠くなるような、そんな心持ちである。